精神科?カウンセリング?迷ったときのヒント集

〜わたしに合った心のケアを見つけるために〜


⚠️「どこに相談したらいいのか、正直わからない…」

心がしんどいとき、病院(精神科)に行くべきなのか、それともカウンセリングがいいのか――。そんな迷いを抱えたまま、立ち止まってしまっている方は意外と多いものです。

今回は、精神科とカウンセリングの違いをやさしく解説しながら、どんなときにどちらが向いているかのヒントをご紹介します。


🧠「精神科」ってどんなところ?

精神科(あるいは心療内科)は、医師が診断や薬の処方を行う場所です。

強い不安、気分の落ち込み、眠れない、仕事に行けない…といった症状が続いているときには、まず体調を整えるために、医療の力を借りることが大切です。

精神科が合っているかもしれない場面

  • 「死にたい」と感じるほどつらい
  • 現実との境界が曖昧になる(幻覚・幻聴など)
  • 何週間も眠れず、生活がままならない
  • 薬で症状を安定させたい・診断書が必要

精神科では、脳の働きや神経のバランスを整える薬を処方してくれることがあります。症状を早く落ち着かせたいときの心強い選択肢です。


🛋️「カウンセリング」ってどんなもの?

カウンセリングは、心の専門家である心理士があなたのお話に丁寧に耳を傾け、一緒に心の整理を進めていく時間です。

カウンセリングでは心理療法という技法を使いながら回復や成長をサポートします。ただ話を聞くだけでなく、感情の扱い方や心の仕組みを学びながら、自分らしく前に進む力を育てます。

カウンセリングが向いているとき

  • 人間関係や仕事でのストレスがたまっている
  • 過去のつらい経験が頭から離れない
  • 自分に自信が持てない、生きづらい
  • 病院に行くことのハードルが高い
  • 薬を飲み続けることに抵抗がある

私たち「プラスワンライフ」では、特にトラウマに関する心理療法に力を入れています。過去の傷つき体験や自分の内面を丁寧に見つめ直したい方に、専門的なサポートを提供しています。


🤝 両方を組み合わせるという選択

実は、精神科とカウンセリングはどちらか一方だけでなく、併用することもできます

たとえば…

  • 精神科でお薬を使って心を落ち着けながら
  • カウンセリングでじっくりと気持ちを整理していく

という形もとても効果的です。

迷ったときは、どちらから始めてもかまいません。
「まず話を聞いてみたい」と思ったときが、一歩を踏み出すタイミングかもしれません。

状況精神科が向いているかもカウンセリングが向いているかも
寝られない・食べられない△(併用が効果的)
死にたい気持ちがある✅(緊急性あり)
過去のつらい記憶に悩まされる
自分を見つめ直したい
日常のストレスを話したい
薬に頼らず治したい△(医師と相談)

🌿 こんなご相談からでも大丈夫です

  • 「なんでもないはずの日常が、なぜかしんどく感じる」
  • 「生きづらさや、自分に対する否定的な思いを繰り返してしまう」
  • 「人には言えない悩みを、誰かに安心して話してみたい」
  • 「誰かとの関係にモヤモヤしていて、自分の気持ちを整理したい」
  • 「大きな変化や決断(転職・離婚・介護など)を前にして、心が揺れている」

がんばっていても、心が疲れてしまうことは誰にでもあります。そんなときこそ、誰かと一緒に考える時間が大切です。
必要なのは、「ちょっと話してみようかな」という気持ちだけです。
あなたのペースで、安心できる場所を見つけてくださいね。


一般社団法人プラスワンライフ
沖縄県浦添市牧港4丁目10番1-1102
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管理者

阿賀嶺壮志(アカミネタケシ)1983年沖縄生まれ。
一般社団法人プラスワンライフ代表理事・公認心理師。精神科クリニックと学校現場において10年以上にわたる心理支援・カウンセリング経験を重ねてきた信頼のカウンセラー。幼少期の病弱で孤独な体験から「ありのままの自分を受け止めてくれる存在」の大切さを深く実感し、心理の道を歩む原点に。教員時代の挫折と児童との思いがけないつながりも、トラウマ支援への志へとつながっています。
2019年に「トラウマ治療専門カウンセリングルーム」を開設。統合的な心理療法と自然療法を組み合わせ、「元以上の状態へ」導く支援を理念としています。2021年には絵本『さばくと少年』を出版し、沖縄県内すべての小学校に配布されるなど、教育への貢献も続けています

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