小さな英雄!精子たちの役割分担「3億」の仲間の奇跡

精子って1回の射精で3億匹出てくるんです。でその精子たちは役割分担をするらしいのです。検査では「奇形だ」と思っていた異常な動きをする精子が、実は他の男性の精子が入ってくるのをブロックする役目を持っていたりします。

卵子到達までにはハードルがあって、途中で白血球などいろいろな障害が待ち構えていて、邪魔をしてくるんですね。それを押し分けていって恋狂いタイプの精子のための道を作る役目をする精子たちもいます。それで卵子に辿り着く精子が100~200匹ぐらいです。

最終的には3億の中の1匹だけが卵子に辿り着いて受精となるんですが、つまりその1匹は3億近い仲間たちの協力があって初めて卵子に辿り着けるんです。

Title:「ぼくが生まれてきたわけ」    著:池上明

こんにちは!トラウマカウンセラーで公認心理師のアカミネです。今日は、人間の始まりに関わる興味深いテーマ、「精子たちの役割分担」についてお話ししようと思います。精子たちの世界は、数々の驚異的な側面を持っており、その一端を探ってみることで、私たち自身の人間関係や協力の重要性についても考えさせられるかもしれません。

3億の仲間が一つの目標に向かって

精子たちの数は、およそ3億もの仲間たちが一つの目標に向かって進む驚異的な数です。しかし、この3億の仲間は競争ではなく、むしろ協力して進むということが分かっています。卵子との出会いを果たすために、一つの精子だけが選ばれる瞬間。それまでの過程は、競争ではなく、まるで力を合わせて目標を達成する舞台のようです。

役割分担がもたらす奇跡

精子たちの中には、速く進むものもいれば、持続力のあるもの、奇妙な動きをするもの、形がいびつなものまで様々です。この多様性が奇跡的な働きをするのです。

そこには小さな世界が広がっているようです。卵子への到達に向けて、それぞれが自らの特性を活かして進む様子は、社会の適材適所の原則が、精子たちの世界でも見事に働いていることを示しています。

競争ではなく協力の美しい模範

精子たちの協力の姿は、私たちにも大きな教訓を与えてくれます。競争社会の中で生きる私たちは、競い合い、勝ち負けを求めることがしばしばあります。しかし、精子たちのように、各々の得意な分野を活かし、協力することが、美しい成功をもたらすのかもしれません。

私は保健の授業で先生から「皆さんは選ばれた、厳しい競争を生き抜いて生まれてきたのです」と説明されたのを覚えています。生まれる前から厳しい競争があったなんて「それはすごい!」と素直に喜ぶことはできなかった記憶がよみがえります。競争ではなく協力していたことは目からうろこでした。

人間関係における協力の重要性

精子たちの協力の仕組みは、私たちの人間関係においても示唆に富んでいます。競争ばかりが強調される世の中で、お互いの得意分野を尊重し、協力することが、より豊かな関係を築く道になるでしょう。

精子たちの役割分担の驚くべきメカニズムは、私たちに大いなる驚きと教訓を与えてくれます。私たちは、3億の仲間たちの協力の奇跡から、新たな視点を得ることで、より心豊かな人間関係を築いていけるかもしれません。

管理者

阿賀嶺壮志(アカミネタケシ)1983年沖縄生まれ。
教育学部卒業後に小学校教師となるが、先生同士の対人関係で悩み教員を離れる。その後大学などで学び、作業療法士、公認心理師となり沖縄県内の精神科クリニック及び小中学校のスクールカウンセラーに勤務。2019年より心理学講師(ウェルカルチャースクール/男女共同参画センターてぃるる)2021年に絵本『さばくと少年』を出版。同年コザ信金創業セミナーにてベストビジネスプランナーに選ばれる。

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