おすすめ!共感のコミュニケーション

私は、沖縄でカウンセリング業を営んでいるPlusOneLifeと申します。今日は、私たちの日常において大切な存在である「傾聴」についてお話ししたいと思います。傾聴とは、心理学の世界でも重要な要素です。その意義と持つ力についてお伝えします。

聞くことは最大のコミュニケーション

私たちがコミュニケーションを取る際、口を開くことも大切ですが、それ以上に聞くことが意味を成すことがあります。傾聴は、ただ聞くだけではなく、相手の言葉や感情に心を寄せ、共感の意思を示すものです。身体の位置や身振り、目線や相槌のタイミングなど、非言語でも重要な意味を持っています。

相手の話に耳を傾け、その人の心の声を受け止めることで、深い絆が生まれます。相手の聞く姿勢によって、相手は自分の気持ちや考えを大切にされていると感じ、心を開いて話すことができるのです。

安心感を提供する傾聴

傾聴は、人々に安心感をもたらす強力なツールです。私たちは、自分の思いや悩みを他人に話すことで、解決への一歩を踏み出すことができます。しかし、その前提として相手が自分を受け入れてくれ、理解してくれることが重要です。否定されるのではないか、説教されないか、話を遮られないか等、話す側にも不安なことは多くあります。そこで傾聴者が共感の心をもって耳を傾けることで、相手は自分を受け入れられたと感じ、自然と心が解放されていくのです。カウンセリングの場でも、この安心感を提供する役割が傾聴にはあります。

共感力を磨く傾聴の力

傾聴は、私たちの共感力を磨く手段とも言えます。共感力とは、相手の感情や立場に対して理解を示し、感じる能力のことです。相手の話していることすべてに納得できなくても、理解できる要素が少しでもあればそこにフォーカスします。そして理解できない部分は素直に訊くこともあります。その際、教えて欲しいという姿勢で訊けば、相手は否定されてと思うことなく訳を説明してくれるでしょう。

共感力のある人間関係は、信頼感を育み、対話がより建設的になります。そして、共感力は人々の人間関係やコミュニケーション能力を向上させる大切な要素となります。

傾聴を実践するためのポイント

傾聴を実践するためのポイントをご紹介します。それは自分の目で見るのではなく、相手の目で見るということです。自分自身の目で見ると、様々なフィルターを通してしまい、まっさらな状態で聴くことが困難になりがちです。また、判断しないということも大切な要素です。相手の話の内容を「良いか悪いか」「正しいか正しくないか」「理解できるか理解できないか」などのジャッジをせずに聴くということです。話をジャッジしてしまうと、相手が本当に伝えたかったことを受け取ることが出来ません。

私たちの日常においても、傾聴の力を活かして、より温かいコミュニケーションを築いていきましょう。難しく考える必要はありません。相手のことを知りたいと思う気持ちがあれば、傾聴は自然とできるものです。

もしもアメリカが「話す文化」だとすれば、日本は「聞く文化」だと思います。

「人生のくすり箱」著:枡野 俊明

管理者

阿賀嶺壮志(アカミネタケシ)1983年沖縄生まれ。
教育学部卒業後に小学校教師となるが、先生同士の対人関係で悩み教員を離れる。その後大学などで学び、作業療法士、公認心理師となり沖縄県内の精神科クリニック及び小中学校のスクールカウンセラーに勤務。2019年より心理学講師(ウェルカルチャースクール/男女共同参画センターてぃるる)2021年に絵本『さばくと少年』を出版。同年コザ信金創業セミナーにてベストビジネスプランナーに選ばれる。

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