私は沖縄でカウンセリング業を営むPlusOneLifeのカウンセラーです。今回のブログ記事では、「人はなぜ嘘をつくのか」というテーマについて考えてみたいと思います。人間の心理には複雑な要因が絡み合っていますが、嘘をつく行動もその一つです。なぜ私たちは嘘をついてしまうのでしょうか?さまざまな視点から探ってみましょう。
嘘をつくメリットとは?
嘘をつく行動には、何らかのメリットを得ようとする心理が働いていることがあります。時には他人を守るために嘘をつくこともありますし、自分自身を守るために嘘をつくこともあります。
また、社会的な評価や成功を得るためにも嘘をつくことがあります。人は他人からの評価を気にする生き物であり、その評価を高めたいという欲求が嘘をつく理由の一つとなることもあります。社会的な圧力や競争の中で、少し過大な表現をしてしまうこともあるかもしれませんね。
1. 自己保身と自己防衛
嘘をつく一番一般的な理由の一つは、自己保身と自己防衛です。自分のミスや過ちを認めたくないとき、あるいは他人に嫌な思いをさせたくないときに、嘘をついて事実をごまかそうとすることがあります。自己防衛の意識が働いて、自分を守るための行動として嘘を使うケースがあります。
2. 社会的な評価と成功
他人からの評価や社会的な成功を得たいという欲求も、嘘をつく理由です。自分を良く見せようとして過大な表現をする場合や、自己アピールを強化するために事実を少し変えるケースがあります。社会的な評価や成功が嘘をつく動機となることがあります。
3. 利他的な理由
時には他人を守るために嘘をつくこともあります。例えば、友人や家族のために状況を少し飾った話をすることで、相手を守りたいという気持ちから嘘をつくことがあります。利他的な理由から嘘をつくことで、相手の心情を守ることが目的となることがあります。
4. 避けられない状況
時には避けられない状況において、嘘をつかざるを得ないこともあります。例えば、厳しい上司からの質問に対して適切な回答を考えられないとき、あるいは急な状況に対応しなければならないときに、臨機応変に嘘をつくことがあります。
5. コミュニケーションの円滑化
コミュニケーションの円滑化のために、嘘をつくことがあります。他人に対して失礼な意見や批判的な意見を言いたくない場合、適切な言葉でごまかすために嘘を使うことがあります。相手の感情を守るために嘘をつくケースがあります。
嘘をつくと感じる罪悪感
文化や社会的には「嘘をつくことは悪いこと」とされる一方で「嘘をつくことは必要な場合もある」という価値観が存在します。
嘘をつくことによって罪悪感を感じることもあります。この罪悪感は、自己と他者との関係を大切にする人間の本能的な側面から生まれるものです。
嘘をつくことで信頼関係が崩れたり、他人を傷つけたりする可能性があります。そのため、嘘をついた後には罪悪感や後悔の感情が湧いてくることがあります。
しかし、人は時に自分を守るために嘘をつかざるを得ない状況に置かれることもあります。こうした複雑な状況下での嘘は、心理的なストレスを伴いながらも、避けられない場合もあるのです。
まとめ
嘘をつく行動には、メリットや罪悪感、個人のバックグラウンドなど様々な要因が影響しています。嘘は時に必要な場合もあれば、信頼関係や倫理観に関わる問題を引き起こすこともあります。私たちは人間関係や社会的な状況を考慮しながら、嘘をつくかどうかを判断しています。
心理学的な視点からも、嘘をつく心理やその影響を理解することは重要です。嘘をつくことによって得られるメリットやリスク、そしてその背後にある心の動きを知ることで、より深い洞察が得られるでしょう。
また嘘をつかれた側からも、嘘についての理解を深めていくと視野が広がり、人間関係にも生かすことが出来ます。相手の立場に立つという姿勢は、私たちを成長させてくれ、相手にも安心感を与えます。私たちPlusOneLifeは、嘘をつく行動についてもオープンな対話を通じてサポートいたします。
嘘は「感情」でつくのではない。我々は「環境」によって嘘をつかされる。意志決定の舵は「脳」ではなく「環境」が握っている。そのためには嘘をつかなくてもいい環境を作ることが大切だ。考え方を変えたいなら、環境を変えたほうが手っ取り早い。
Title;「革命のファンファーレ」 著:西野亮廣
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