沖縄でトラウマカウンセラーをしている公認心理師のアカミネです。
今回のテーマは、「人生をもう一度やり直すとしたら」。人生は複雑で、予測不能な出来事が待ち受けています。時には予想外の出来事の大きさに圧倒されてしまうこともあるでしょう。
そんな中で、過去や未来に向き合うことについてお伝えしたいと思います。心理学の視点から、あなたらしい人生とは何か探ってみましょう。
人生最後の日を想像してみる
人生の最後の日、あなたはどのような思いでいたいですか?
人はいつか死ぬということを知識として持っていたとしても、本当に自分に訪れるということに対してはいまいち実感がないかと思います。だって死んだことないですから。しかし色々な方法で死を身近に感じることは出来ます。
まだまだ先のことと思っていた死が現実として現れたら、後悔や未練を残さず、満足と充実感に満ちた気持ちでその日を迎えたいものです。
制限を外して夢に向かう勇気
「人生をもう一度やり直せるとしたら」そんなことを考えたことはありませんか?
もしそれが本当に可能なら、あなたは次の人生でどのようなことを成し遂げたいと思いますか?子供の頃に描いた夢や、抱いていた情熱に思いを馳せてみてください。制限を外すことは、自分自身に対する信じる心を取り戻し、自分の可能性を再発見することです。過去の失敗や後悔はもう関係ありません。なぜなら以前のあなたは一度リセットされ、新しいあなたになったわけですから。
しかし、今の人生でも出来ることはあるのではないでしょうか。「もう遅いよ」と思うかもしれませんね。では次の人生のために、やりたかったことの練習をしてみてはどうですか。次の人生でスムーズに目標を叶えるために、今のうちに予行演習しておきましょう。今の人生の中で会いたい人と会っておしゃべりしたり、いつか行ってみたかったところに行って、美味しい食事を堪能しましょう。練習なのですから、肩の力を抜いてリラックスしながら楽しみましょう。
未来をより豊かにするための第一歩を踏み出そう
人生をやり直すことは現実的ではありませんが、今から未来をより豊かにするための第一歩を踏み出すことは可能です。制限を外し、夢に向かう勇気を持ち、過去と向き合いつつも未来を見据えることで、充実した人生を歩むことができるのです。あなたの内なる声に耳を傾け、自分自身を大切にしながら、新たな旅路に向かいましょう。
制限を外すとは、他人の評価や社会の期待に縛られず、自分自身の本当の望みに従うことです。
過去には成功も失敗もあります。それらはあなたの成長の一環であり、否定すべきものではありません。過去の出来事を受け入れつつ、未来に向かって新たな一歩を踏み出す勇気を持つことで、より充実した人生を歩むことができるでしょう。
カウンセリングを活用して内面を探求する
人生をもう一度やり直すと考えると、過去の感情や思考に向き合うことは勇気を要するかもしれません。そんな時にはカウンセリングを活用してみることをおすすめします。自分自身を知り、受け入れる旅は、一人で歩むこともできますが、専門家のアドバイスを得ることで、より効果的に内面を探求し、成長することができるでしょう。
人生をもう一度やり直すという発想は、過去を振り返りながらも、未来への希望を抱くための素敵なきっかけです。その旅を始めてみませんか。
ナディーンステアさんの詩を紹介します。
『人生をもう一度やり直すとしたら、今度はもっと失敗したい。そして肩の力を抜いて生きる。もっと柔軟になる。あまり深刻にならない。もっとリスクを冒す。ばかげたことをもっとたくさんやりたい。何年も先のことを考えて生きる代わりに、その瞬間だけに生きたい。もっと身軽な旅行をしたい。もっとたくさんダンスに出かける。』 これは人生をまもなく終える晩年、85歳のときに「もう一度人生をやりなおせるなら」と書いたものです。
「バカげたことをもっとやればよかった」って後悔するのは、「バカをしちゃいけない」という思いがあるからです。「もっとダンスに行けばよかった」って後悔するのは、「楽しんではいけない」という思いがあるからです。
まずはあなたを自由に生きることから遠ざけている思い込みや制限を探ってみましょう。
Title:「あした死ぬかもよ」 著:ひすいこたろう
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