喪の作業(モーニングワーク)

心理学者フロイトの喪の作業。喪失体験のあと、人はどのような経過を辿るのでしょうか。

今年に入り、大切な人とお別れをするという出来事があり、このタイミングでの配信となりました。

人も動物なのだから、このまま冬眠が出来ればどれだけ良いだろうと、うつ気分も味わいました。

人は愛着の対象を失った時「喪の作業」に入ります。

①無感覚(ショックのあまり感覚がない状態)

⇒②否認(現実を受け止められない、認めない)

⇒③絶望(生きる気力を失う)

⇒④再建(少しずつ現実を受け止め歩んでいく)

順番は入れ替わる場合もありますが、おおむねこのような経過を辿ると言われています📚

今の私は③の状態にいると思います。ここで大切なのは「しっかりと悲しむ」ことでしょう。

現代に生きる私たちは「早く解決する」ことや「早く切り替える」ことが効率的だし、人生を豊かにすると考えがちです🌎

しかし、無理に切り替えると心が無理をして「解離」という精神症状が発現しかねません。

解決を優先すると、じっくり学ぶべきだったことを失うことにもなるでしょう。

本日は「喪の作業」についてでした。皆様も健やかでありますように。

PlusOneLife🍀

祈りを捧げている娘
管理者

阿賀嶺 壮志(あかみね たけし)
1983年、沖縄生まれ
一般社団法人プラスワンライフ代表理事:公認心理師

精神科クリニックや学校現場で、15年にわたり心理支援・カウンセリングに携わってきた信頼と実績のあるカウンセラー。
幼少期の病弱さと孤独な経験から「ありのままの自分を受け止めてくれる存在」の大切さを深く実感し心理の道を志す原点となる。
教員時代の挫折や、言葉を超えた児童との心のつながりを通して、トラウマ支援への使命感を強めていった。

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