カウンセリングの3要素(ロジャース)

こんにちは(^^)/

今回はカウンセリングの在り方を示したロジャースをご紹介します。

ロジャースの登場以前は、相談者に対して「あなたは〇〇ですね」「〇〇した方が良い」といった指示的なカウンセリングが主でした。治療する側とされる側の上下の関係が強かったといえます。

ロジャースは「治療を受ける側が主である」として、”来談者中心療法”を提唱。主役は患者であって治療者ではないとして「指示的」なカウンセリングから「支持的」なカウンセリングへの移行を唱えたのです。

そこで治療者側に必要な《3要素》を掲げました。それは

  1. 共感的理解
  2. 無条件の肯定的関心
  3. 純粋性

というものです。それぞれ言い換えると

『あなたを理解する努力を惜しみません、あなたに関心を持ち続けます、私の思いも伝えます。』

となります。共感だけだと双方に進歩は望めませんし、治療者側に「共感疲労」が起きる場合もあります。

そこで「私の考えも伝える」ことが大切になります。

お互いが成長してこそカウンセリングも意味のあるものになります。

恵の雨
管理者

阿賀嶺 壮志(あかみね たけし)
1983年、沖縄生まれ
一般社団法人プラスワンライフ代表理事:公認心理師

精神科クリニックや学校現場で、15年にわたり心理支援・カウンセリングに携わってきた信頼と実績のあるカウンセラー。
幼少期の病弱さと孤独な経験から「ありのままの自分を受け止めてくれる存在」の大切さを深く実感し心理の道を志す原点となる。
教員時代の挫折や、言葉を超えた児童との心のつながりを通して、トラウマ支援への使命感を強めていった。

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