「なぜか頼られる」人必見!

私は沖縄でカウンセリング業を営むPlusOneLifeのカウンセラーです。今日は、「頼られる心地良さ」というテーマについてお話ししたいと思います。私たちは日々、様々な役割と責任を抱えながら生活しています。その中で、他人から必要とされ、頼られるという経験は、私たちにとってどれだけ素晴らしいものでしょう。

人間関係の中で、頼られる存在であることは、生きがいや存在意義を感じる上で重要な要素です。私たちは自分自身の存在が誰かにとって意味を持つことを望みます。その一つの形として、「頼られる心地良さ」があります。他人が私たちの支援や助言を求め、そのお手伝いができることで、私たちは自分の存在が周りの人々にとって重要なものであると感じます。

さらに、頼られることで得られるやりがいも大きいです。私たちは自分の知識や経験を活かして、他人の困難を乗り越える手助けをすることで、達成感や満足感を感じることができます。カウンセリング業の場合、クライアントが自分自身を理解し、成長していくプロセスに寄り添うことは、非常にやりがいのある仕事です。その一環として、クライアントからの信頼と頼りにされることが、私たちカウンセラーにとっての喜びとなります。

一方で、「頼られる心地良さ」には注意が必要です。過度な依存や他人の問題を解決しようとする過剰な介入は、クライアントや関係者にとって逆効果になることもあります。バランスを保ちながら、適切なサポートを提供することが求められます。私たちカウンセラーは、クライアントが自己解決の力を引き出せるように導くことで、クライアントの成長を促進するお手伝いをする役割を果たしています。

「ヤングケアラー」という言葉があります。これは本来は人にケアされる幼い子どもが、逆にケアする側になるというものです。親や祖父母、兄弟の面倒を見ることはほほえましく、教育的にも大変意義のあるものと感じますが、それが行き過ぎたり逃げ場がない状況となると複雑です。教育を受けるべく年代に家族の介護や家事が影響し、勉強ができないような事態は考え物です。

学校などの教育機関では、ヤングケアラーの実態調査がなされています。子どもたちは公共サービスを受けるという発想がなく、またその手続きも未知なるものです。気づいた大人が介入することは必須です。親の面倒を見るのは当たり前という発想もあるかと思いますが、それを強いることと子ども自らが行うことでは大きな差があります。

しかし、誰かに手を差し伸べることで得られるものは私たち人間独特のものだと感じます。それを大切にしながら、強制されない世の中になることが必要かと考えます。家族や友人、同僚との関わりの中で、お互いに支え合い、信頼し合うことで、より豊かな人生を築いていけるでしょう。私たちの存在が、誰かの心に温かな安心感をもたらし、意義あるものとなるよう努めていきたいと思います。

はっとするような色彩を使った鳥を描いた子は一言もしゃべれなかったし、いつも一人でポツンとしている小児麻痺の子だった。それが、もっとひどい麻痺の子の世話を頼んでから、車椅子に乗る練習を始めた

「スケボーに乗った天使」著:浜田幸

管理者

阿賀嶺壮志(アカミネタケシ)1983年沖縄生まれ。
教育学部卒業後に小学校教師となるが、先生同士の対人関係で悩み教員を離れる。その後大学などで学び、作業療法士、公認心理師となり沖縄県内の精神科クリニック及び小中学校のスクールカウンセラーに勤務。2019年より心理学講師(ウェルカルチャースクール/男女共同参画センターてぃるる)2021年に絵本『さばくと少年』を出版。同年コザ信金創業セミナーにてベストビジネスプランナーに選ばれる。

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