【開催報告】不安の波にのまれない🌿

〜その場でできる安心の作り方〜を開催しました

2026年4月25日(土)
心理セミナー
「不安の波にのまれない ~その場でできる安心の作り方~」を開催いたしました。

今回は現地+オンラインのハイブリッド形式での実施となり、会場にお越しいただいた皆さま、そしてオンラインでご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

今回のセミナーでは、「不安をなくすこと」ではなく、不安に振り回されすぎず、自分の中に安心を取り戻すことを大切なテーマとして扱いました。

不安は、私たちを困らせるだけの感情ではありません。本来は、危険を知らせ、自分を守るために備わっている大切な反応です。けれども、その不安が強くなりすぎると、頭の中で同じことを何度も考えてしまったり、身体が緊張し続けたりして、心身ともに疲れてしまうことがあります。

だからこそ今回は、ただ知識として不安を理解するだけではなく、実際に身体を使いながら「安心する感覚」を体験していただく時間を大切にしました。

不安を消すのではなく「振り回されない感覚」を体験すること🫶

不安が出てくると、多くの方は「早く消さなければ」「こんなふうに感じる自分は弱いのでは」と考えてしまいがちです。しかし、不安そのものを無理に消そうとすると、かえって不安に意識が向き続けてしまうこともあります。

大切なのは、不安を否定することではなく、
「今、自分の身体は反応しているんだな」
「少し安心できる方向へ戻ってみよう」
と気づけることです。

セミナーでは、不安が起こるメカニズムや扁桃体の働きについてもお伝えしながら、心と身体のつながりを一緒に確認していきました。

当日に行った主な内容💬

当日は、不安の仕組みを学んだあと、実際にいくつかのワークを体験していただきました。

主な内容は以下の通りです。

  • 不安が起こるメカニズム
  • 扁桃体と身体反応の関係
  • 「今ここ」に戻るワーク
  • 横隔膜呼吸・スクウェアブリージング
  • セルフタッピング
  • P循環療法
  • 自己理解を深めるワーク

特に「今ここに戻るワーク」では、足の裏の感覚や、目に入る景色、耳に届く音に意識を向けながら、過去や未来に向かいやすい意識を少しずつ現在に戻していく練習を行いました。

不安が強いとき、頭の中では「どうしよう」「もし失敗したら」「あの時こうしていれば」といった思考がぐるぐる回りやすくなります。そのようなときに、身体の感覚や五感を使って「今ここ」に戻ることは、とても大切なセルフケアになります。

また、呼吸法では、横隔膜呼吸やスクウェアブリージングを通して、自律神経を整える方法を体験しました。呼吸は、いつでもどこでも取り組みやすい身近な方法です。短い時間でも、意識して呼吸に戻ることで、心と身体に少し余白が生まれることがあります。

「安心」は頭だけではなく身体で感じるもの🧘‍♀️

今回のセミナーで特にお伝えしたかったのは、安心は「頭で考えるもの」だけではなく、身体で感じるものでもあるということです。

不安が強いときに、頭の中で「大丈夫」と何度も言い聞かせても、なかなか落ち着かないことがあります。それは、身体のほうではまだ危険を感じているからかもしれません。

そのため、安心を取り戻すには、思考を変えるだけでなく、身体に対しても「今は安全だよ」と伝えていくことが大切です。

たとえば、足の裏を床につける。
ゆっくり息を吐く。
肩や顔の力を少し抜く。
目の前にある色や形に気づく。

こうした小さな働きかけが、心身の緊張をゆるめるきっかけになります。

ハイブリッド開催で感じた可能性💻

今回は前回に引き続き、現地とオンラインのハイブリッド開催でした。

会場では、同じ空間で安心感を共有しながらワークを行う良さがありました。一方で、オンライン参加の方にとっては、ご自宅など安心できる環境から参加できるというメリットもあったように感じます。

心理セミナーというと、「現地に行かないと参加できない」と思われる方もいるかもしれません。しかし、オンラインであっても、学びや気づきは十分に得ることができます。

遠方にお住まいの方、外出が難しい方、初めての場に行くことに少し緊張がある方も、今後ぜひオンライン参加をご検討いただければと思います。

参加してくださった皆さまへ🙌

今回お伝えした内容は、すべてを完璧に覚える必要はありません。

むしろ大切なのは、たくさんの方法を一度に身につけることではなく、
「これなら自分にもできそう」
「少し楽になる感じがある」
と思えるものを一つ見つけることです。

不安との付き合い方は、人によって異なります。呼吸法が合う方もいれば、身体を軽くタッピングする方法が合う方もいます。言葉を使って気持ちを整える方法が合う方もいます。

自分に合う安心の作り方を少しずつ見つけていくことが、心の回復や安定につながっていきます。

次回セミナーのご案内📌

次回の心理セミナーは、

「折れにくい心を作る ~自身が育つ習慣と考え方~」

をテーマに開催予定です。

今回の「不安の波にのまれない」というテーマは、不安が高まったときに自分を整えるための内容でした。次回はさらに一歩進んで、日々の生活の中で心の土台を育てていく考え方や習慣についてお伝えしていきます。

折れにくい心とは、何があっても傷つかない心ではありません。つらいことがあっても、少しずつ立て直していける心。自分を責めすぎず、また歩き出せる心。そのような心の育て方を、心理学の視点から一緒に学んでいきたいと思います。

最後に💡

不安は、決して弱さではありません。

それは、あなたがこれまで一生懸命に生きてきた証でもあります。そして、不安を感じる自分を責める必要もありません。

そして回復とは、不安をなくすことではなく

「安心できる自分の状態を増やしていくこと」

だと感じています。

今回の時間がそのきっかけになっていれば嬉しいです。

📝ご参加いただいた方の感想の一部をご紹介します⇨こちら

よくあるご質問(Q&A)

Q
心理セミナーは初めてでも参加できますか?
A

はい、もちろんご参加いただけます。
今回のセミナーも、初めて心理学に触れる方が多く参加されていました。専門用語はできるだけ分かりやすくお伝えし、無理に発言を求めることもありませんので、ご自身のペースで安心してご参加いただけます。

Q
オンライン参加でも効果はありますか?
A

はい、オンラインでも十分に効果を感じていただけます。
実際に今回も、ご自宅など安心できる環境から参加されることで、よりリラックスしてワークに取り組めたという声もありました。遠方の方や外出が難しい方でも、安心してご参加いただけます。

Q
セミナーではどのようなことを行いますか?
A

不安の仕組みを理解したうえで、実際に体験できるワークを中心に進めていきます。

主な内容としては、以下のようなものがあります。

  • 不安のメカニズムの理解
  • 「今ここ」に戻るワーク
  • 呼吸法(横隔膜呼吸・スクウェアブリージング)
  • 身体を使ったセルフケア(タッピングなど)
  • 思考との付き合い方

知識だけでなく、「体感」を大切にしているのが特徴です。

Q
人前で話すのが苦手なのですが大丈夫でしょうか?
A

はい、大丈夫です。
無理に発言や共有をお願いすることはありません。
話すかどうかはご自身で選んでいただけますので、安心してご参加ください。

Q
セミナーの内容は日常でも使えますか?
A

はい、日常生活の中で実践しやすい内容を中心にお伝えしています。
呼吸法や「今ここ」に戻るワークなどは、特別な準備がなくてもすぐに取り入れることができます。忙しい日常の中でも、短時間でできる方法を大切にしています。

Q
個別相談はできますか?
A

はい、セミナーとは別に個別カウンセリングも行っています。
より具体的なお悩みや、継続的なサポートをご希望の方は、お気軽にご相談ください。

Q
医療機関の受診が必要か迷っています
A

不安やつらさが強く、日常生活に影響が出ている場合は、医療機関へのご相談も一つの選択です。
セミナーはあくまで学びやセルフケアの場になりますので、症状が強い場合は無理をせず、専門機関と併用しながら取り組むことをおすすめします。

「思考がぐるぐるして止まらない」についてもご参照ください。

心が「ぐるぐる」して止まらない時に|心理カウンセラーが教えるマインドフルネス
不安や後悔、予期不安などで同じ考えが「ぐるぐる」してしまうことはありませんか。公認心理師が、マインドフルネスを用いて反芻思考をやわらげる方法をわかりやすく解説。3-3-3法やネーミング・ウォークなど、日常で実践できる心理ケアも紹介します。

管理者

阿賀嶺 壮志(あかみね たけし)
1983年、沖縄生まれ
一般社団法人プラスワンライフ代表理事:公認心理師

精神科クリニックや学校現場で、15年にわたり心理支援・カウンセリングに携わってきた信頼と実績のあるカウンセラー。
幼少期の病弱さと孤独な経験から「ありのままの自分を受け止めてくれる存在」の大切さを深く実感し心理の道を志す原点となる。
教員時代の挫折や、言葉を超えた児童との心のつながりを通して、トラウマ支援への使命感を強めていった。

管理者をフォローする
セミナー
シェアする