バッチフラワーレメディは、自然療法の一種であり、心のバランスを回復し、感情的な問題やストレスに対処するために使用されます。
イギリスの医師・細菌学者のエドワード・バッチ博士によって開発されたこの療法は、花のエネルギーを利用して、心の癒しと調和を促進します。
本記事では、バッチフラワーレメディの基本的な原理、一般的に使用されるレメディ、効果、および使用方法について詳しく解説します。
バッチフラワーレメディの起源
感情や精神のバランスを取り戻し病気の原因の元となるネガティブな感情を癒す、英国伝統の療法です。「バッチの花療法」はイギリスの医師であり細菌学者であったバッチ博士によって1936年に完成された野の花や草木から作られた38種のフラワーエッセンスを用います。
バッチ博士はもともと内科の医師で、病気になる前には誰もが心のバランスを崩していることに気づきを得て、心や感情のバランスを整えることで幸せな一生を送れると考えました。
この療法では、特定の花や植物のエネルギーを取り込み、水や酒の溶液に転写して作られたエッセンスが使用され、これらのエッセンスは感情的な問題やストレスに対処し、心のバランスと調和を促進するために使用されます。
バッチフラワーレメディの効果
バッチフラワーレメディの使用によって、以下のような効果が期待されます。
バッチフラワーレメディは、心の健康と幸福感をサポートするために使用されます。
英国では英国王室やエマ・ワトソン、ビクトリア・ベッカムなどの芸能人やモデルなど、人前に立つ事の多い方々にも愛用されています。現在では80ヶ国以上の国々で医師や看護師、獣医などにも使用されています。(2023年現在)
バッチフラワーレメディの原理
バッチフラワーレメディの成分
主成分はミネラルウオーターと、水質保存材としてお料理などで使うワインビネガーのお酢が入っており、それぞれ甘く、酸っぱく感じます。無害で副作用がありません。薬ではありませんので、赤ちゃんからお年寄りまで安心して使うことができます。
もし間違ったレメディを選んでも、効果が現れないだけで、害や副作用は全くありません。また、習慣性がなく、飲みすぎるということや、長期間使っているうちに効果が薄れるということもありません。他の薬やセラピーとも併用できますので、普段通りの生活を続けながら服用することができます。
バッチフラワーレメディは自然に咲く植物や花々から作られています。植物や花々がもちあわせているエネルギーそのものが、マイナス(否定的、ネガティブな)感情や不安定な心の状態を、バランスの整った自然な状態に戻してくれます。
感情や心が穏やかに鎮められていき、多くの気付きと出会い、心や感情が深く癒される手助けをしてくれます。
バッチフラワーエッセンスの製造方法
バッチフラワーレメディは、バッチフラワーエッセンスと呼ばれる液体の形で使用されます。バッチフラワーエッセンスは、花や植物の花弁や葉などの部分を水や酒の溶液に漬け込み、エネルギーを抽出して作られます。この過程で、花のエネルギーが溶液に移され、エッセンスが作られます。
バッチフラワーレメディの効果は、花のエネルギーが人のエネルギーシステムと相互作用することによって生じます。フラワーエッセンスは、感情やエネルギーパターンのバランスを調整し、ネガティブな感情やストレスの影響を軽減する助けとなります。これにより、心の癒しと調和が促進されます。
副作用や依存性
「苦しみや病気の本当の原因となっているすべてのマイナス感情を癒し、少なくしていくことが健康な精神を回復し、病気を治すための鍵となる」の考えのもと行われている害のない療法です。
70年近く世界中で使用されていて、一度も事故がないことでも証明されています。 薬に見られるような副作用 や依存性もありません。 赤ちゃんからお年寄りの方まで安心して使用することができます。
フラワーレメディに対して一概にプラシーボ効果とは言えません。プラセボ効果とは、「薬理的に効果がないにも関わらず、暗示的に反応してしまう」 という意味ですが、 バッチフラワーレメディは、赤ちゃん、子供、意識を失っている人、また、犬やネコなどの動物、植物にも効果があることから、潜在的な思い込みや期待感が効果を高めているものではありません。
38種類のレメディ
バッチフラワーレメディには、さまざまなレメディがあります。以下は、一般的に使用されるバッチフラワーレメディの例です。
これらのレメディは、個人の状態やニーズに合わせて選択されます。
フラワーレメディの選び方
バッチフラワーレメディは38種類のレメディとレスキューレメディで最大6~7種類までを組み合わせると、約1500万通り以上もの感情に対応することができます。
自分や癒してあげたい対象の感情、精神状態の観察ができたら、バッチフラワーレメディの指標を参考にしながら、その感情・精神状態に近いレメディを探ります。また、こうありたいという理想の状態をイメージし、レメディを数種類選びます。
疲れているときは、23番のオリーブがおすすめです。何か特定の不安があるときは20番のミムラスや、我慢できない感じやイライラに対処するときは18番のインパチェンス、強い恐怖に対処するために26番のロックローズどがよく使われています。
バッチフラワーレメディの使用方法
バッチフラワーは害も副作用もなく、どなたでも飲めてその効果を実感できます。「イライラしている」「疲れている」「眠れない」など、今のご自身のネガティブな状態に合わせたレメディーを選んで数滴をお飲物に入れてお飲みください。直接口に垂らしてもかまいません。
(1)30mlのスポイト付遮光ボトルに、ミネラルウォーターを入れます。
(2)夏場など保存が心配な場合は冷蔵庫に保存したり、茶さじ一杯のブランデー(または蒸留酒)を加えます。
(3)選んだバッチフラワーを、38種類の各ストックボトルから2滴ずつ(レスキューレメディの場合は4滴)ボトルに入れます。
飲み方は、1回に4滴くらいを、1日に4回飲みます。 朝起きた時と、夜寝る前の2回は特におすすめで、それから時間を空けて2回飲みます。 水やコーヒー、紅茶、果汁などはもちろん、お味噌汁やスープなどに入れていただいても構いません。
1回の量を増やしても害はありませんが、効果があがるわけでもありません。その代わりに、何となく自分が飲みたくなったり、必要を感じているときには、頻繁に飲むと良いでしょう。バッチフラワーはあなたの自然な回復過程をスムーズに歩むことを助けてくれるでしょう。
よくある質問
- Qバッチフラワーレメディは安全ですか?
- A
はい、バッチフラワーレメディは一般的に安全ですが、アレルギー反応がある場合や他の薬を服用している場合はお知らせください。
- Qバッチフラワーレメディの保管方法は?
- A
バッチフラワーレメディは直射日光や高温を避け、冷暗所で保管するのが最適です。しっかりとキャップを閉め、子供の手の届かない場所に保管してください。
- Qバッチフラワーレメディの効果はいつ現れますか?
- A
バッチフラワーレメディの効果は個人差がありますが、通常は数週間から数か月かかることがあります。継続的な使用が大切です。
- Qバッチフラワーレメディは薬と一緒に使用できますか?
- A
はい、バッチフラワーレメディは他の薬と併用して使用できます。重篤な疾患を治療している場合は、事前にご相談ください。