
カウンセリングを受けることは、決して特別なことではありません。
誰でも人生の中で、人間関係の悩みや不安、過去の出来事による心の傷などに向き合う時期があります。
ここでは、実際にカウンセリングを受けられた方々の体験をご紹介しています。
人の顔色を気にしてしまう苦しさ、人間関係への不安、パニック症状、過去のつらい体験など、背景や悩みはそれぞれ異なります。
カウンセリングを通して、ご自身の心の仕組みに気づき、少しずつ変化を感じていかれた方もいらっしゃいます。
もし今、同じような悩みを抱えている方がいらっしゃいましたら、「自分だけではない」ということを感じていただけたら嬉しく思います。
ここに掲載している体験談が、あなたにとって小さな希望や安心につながれば幸いです。
飛行機に乗れなかった僕が、出張を乗り越えられた理由
Y.Yさん【40代男性/会社員】
仕事で出張が多いにもかかわらず、私には長年の悩みがありました。
それは、「飛行機に乗れない」ということです。
飛行機に乗ろうとすると、息苦しくなり、汗が止まらず、心臓が激しく脈打ち、搭乗口で引き返してしまったこともありました。
周囲には「高いところが苦手で……」とごまかしてきましたが、心のどこかで「これは普通ではない」と感じていました。
ある日、出張の延期を申し出た際、上司から「一度カウンセリングを受けてみたらどうか」と勧められました。
半信半疑で相談に行ったことが出会いでした。
最初のセッションで話を聴いてもらう中で、幼少期に体験した交通事故の記憶を思い出しました。
事故のあと、リハビリでも思うように身体を動かせず、不安や恐怖を強く感じていたことが、少しずつつながっていきました。
そして、その記憶が、飛行機という「身動きが取りにくい空間」の中で再び呼び起こされていたのだと気づきました。
トラウマ反応やパニック症状の仕組みについて丁寧に説明していただき、「これは自分の弱さではなく、心と身体の自然な反応なのだ」と理解できたとき、ほんの少し希望が見えてきました。
その後は、イメージワークや段階的な暴露療法を進めながら、自分の反応を客観的に観察する練習にも取り組みました。
半年後、私は短距離の飛行機に一人で乗ることができました。
以前は空港に行くことさえ難しかったことを思うと、今でも不思議な気持ちになります。
この経験を通して、自分に向き合うことの大切さを深く実感しています。

Y.Yさん
ご感想をお寄せいただき、ありがとうございます。
勇気を出して再び飛行機に乗れるようになったというお話に、私も胸が熱くなりました。
トラウマによる反応は、決しておかしなことではありません。むしろ、それだけ心が一生懸命にご自身を守ってきた証でもあります。
その反応の意味を理解し、少しずつ癒していくことは、心にとってとても大切なプロセスです。
Y.Yさんも、事故の記憶とパニック症状がつながっていたことに気づき、そこに丁寧に向き合ってこられました。
その過程は、決して簡単なものではなかったと思います。
それでも、ご自身のペースを大切にしながら取り組まれ、少しずつ「安心できる感覚」を積み重ねてこられたことは、本当に素晴らしいことです。
また必要なときは、いつでもお声かけください。
🌿PlusOneLife🌿
“人は信じられない”が当たり前だった
T.Sさん【30代男性/飲食店】
飲食店を経営して7年になりますが、長い間、スタッフとの関係づくりに悩んでいました。
何度も人が辞めていき、「また裏切られるのではないか」という不安がいつも頭をよぎっていました。
そのため、人に仕事を任せることができず、結果的に何でも自分で抱え込んでしまっていたのです。
この状況を変えたいと思っていたとき、ふとインターネットで「トラウマ治療」という言葉が目に留まりました。
カウンセリングを受けることには正直なところ抵抗もありましたが、これ以上ひとりで抱え続けるのは限界だと感じ、思い切って一歩を踏み出しました。
話をしていく中で、次第に父との関係に行き着きました。
厳格で理不尽な叱責、家庭内での暴力、そして信用していた親戚からの裏切り。
幼い頃の私は、そうした体験の中で「人を信じてはいけない」と深く心に刻み込んでいたのだと思います。
カウンセラーとの対話を通して、自分の心の仕組みを少しずつ理解できるようになり、「人を信じられなかったのは、自分を守るためだったのだ」と気づくことができました。
その後、カウンセリングや認知行動療法を通して、少しずつ「安全な関係とは何か」を学び直していきました。
すぐに大きく変わったわけではありませんが、少しずつ人との距離感や関わり方が変わっていったように思います。
今では、信頼できるスタッフが残り、お店の雰囲気も以前より温かくなりました。
パートナーとの関係も、以前より良くなったと感じています。
今でも不安になることはあります。
それでも、人と関わることの喜びを、少しずつ取り戻せるようになってきました。

T.Sさん
ご感想をお寄せいただき、ありがとうございます。
「人を信じる」ということは、とても繊細で深いテーマです。
信頼を裏切られる体験をされた方にとって、人を信じることが怖くなるのは自然なことです。
人間関係が怖い、信じられない——そんな気持ちを持つ方はたくさんいます。それはあなたに問題があるのではなく、過去に体験した影響が大きいものです。
その中で、ご自身の幼少期の記憶と向き合い「信じないことで自分を守っていた」と気づかれたことは、とても大きな一歩だったと思います。
そして何より、信頼できる関係を少しずつ築き直していることを私もうれしく思います。
🌿PlusOneLife🌿
人の顔色ばかり気にしていた私が、自分の気持ちに気づけるようになるまで
T.Nさん【50代女性/パート】
仕事でもプライベートでも、私はいつも人の顔色をうかがっていました。
相手がどう思うかが気になってしまい、自分の意見を言うことができません。
「相手に合わせること」が当たり前になっていて、それが自分の役目のようにも感じていました。
友人関係でも職場でも、なるべく波風を立てないように振る舞ってきました。
その場ではうまくいっているように見えても、家に帰るとどっと疲れが出てしまいます。
いつの頃からか、「私は本当は何がしたいのだろう」と思うようになりました。
周りに合わせることばかりで、自分の気持ちが分からなくなっていたのです。
次第に気分も沈みがちになり、何をしていても楽しめなくなっていきました。
「どうして私はこんなに弱いんだろう」と、自分のことを責めてしまう日も増えていきました。
そんなとき、思い切ってカウンセリングを受けることにしました。
カウンセリングでは、これまでの人間関係や子どもの頃の体験についてもゆっくり話をしていきました。
振り返ってみると、幼少期に家庭内での暴力や、安心できない体験があり「いい子でいなければならない」「周りに迷惑をかけてはいけない」と思いながら過ごしてきたことに気づきました。
カウンセラーの方から「相手を大切にすることと、自分を後回しにすることは違います」と言われたとき、心が少し軽くなったのを覚えています。
カウンセリングを続ける中で、少しずつ「私はどう感じているのか」「本当はどうしたいのか」を考える時間を持てるようになりました。
今でも人のことが気になることはあります。
それでも以前より、自分の気持ちを大切にできるようになってきたと感じています。

T.Nさん
人と関わると強く疲れてしまったり、相手の表情や声の変化にとても敏感になってしまう方は少なくありません。
その背景には、幼少期の家庭環境や人間関係の中で「周囲の機嫌を察して自分を守る」という心の働きが身についた可能性があります。
子どもにとって家庭は、本来安心できる場所であるはずですが、緊張感のある環境で過ごしてきた場合、心と身体は常に周囲の変化を察知する状態になります。
カウンセリングでは、そのような心の仕組みを理解しながら、「今は安全な場所なのか」を少しずつ身体と心で感じ直していくことを大切にしています。
安心できる関係の中で体験を整理していくことで、少しずつ心の緊張がほどけ、「自分らしく人と関わる感覚」を取り戻していくことがあります。
これからも、ご自身のペースを大切にしながら歩んでいかれてください。
心より応援しています。
🌿PlusOneLife🌿
よくあるご質問(Q&A)❓
- Qカウンセリングの頻度はどれくらいが良いですか?
- A
カウンセリングの頻度は個人によって異なりますが、通常は週に1回から月数回のペースでお受けすることが多いです。カウンセラーと相談しながら、無理のない範囲で大丈夫です。お気軽にご相談ください。
- Qカウンセリングの効果はすぐに現れますか?
- A
カウンセリングの効果は個人によって異なりますが、数回のセッションを重ねることで徐々に効果を感じることが多いようです。トラウマなど深く沁みついた傷であれば、それだけ時間はかかるかもしれません。少しずつ確実に前進することが、結果として一番良い回復になると感じます。
- Qカウンセリングはどんな問題に対しても受けることができますか?
- A
カウンセリングは様々な問題に対して受けることができます。例えば、漠然とした不安、半年以上続く不眠、トラウマによる日常生活への影響、突然おそってくるパニック、原因不明の体の不調などが挙げられます。問題がなくても、こころのメンテナンスのためにお受けすることもできます。
- Qカウンセリングのセッションはどれくらいの時間ですか?
- A
カウンセリングのセッションは通常1回60分程度が一般的ですが、症状や希望によって異なる場合があります。プラスワンライフでは初回40分、2回目以降は50分又は70分の時間枠を取っております。
- Qカウンセリングは誰に向いていますか?
- A
カウンセリングはこころの健康に関心がある全ての方々に向いています。日常生活に不安や孤立を抱えている方や自己成長を望む方に特におすすめです。過去に背負った傷が無意識のうちに影響していることもあります。これらを探り、治療していくことで人生がより生きやすくなります。
