意外な効果!『低い声とコミュニケーション』

皆さんは、人とのコミュニケーションで声のトーンが重要だと感じたことはありませんか?実は、低い声には心理的な影響があり、人々に安心感を与える効果があると言われています。それでは、なぜ低い声が相手を和ませる効果を持つのでしょうか?

低い声には力強さや安定感を感じさせる特徴があります。これは、進化心理学的な観点からも理解できます。遠古の時代、私たちの祖先は生き抜くために集団で協力し、コミュニケーションを取る必要がありました。

そのため、リーダーシップや信頼性を示すためには、低い声が有利だったのかもしれません。逆に高い声は危険信号を表す手段として用いられます。猿の警戒した声を聴くとその質が分かると思います。

さらに、低い声は脳に安心感を与える効果があります。脳は声のトーンや音によって、相手の感情や態度を読み取ろうとします。低い声はストレスを軽減し、安心感をもたらす神経伝達物質であるセロトニンの分泌を促すといわれています。その結果、カウンセリングなどのコミュニケーションにおいて、低い声で話すことで相手がリラックスしやすくなるのです。

興奮してくると、意識しなくても声は高くなっていきます。それに触発されて、相手も感情的になってしまいます。もちろん、楽しさを表現する時は別です。

低い声は、クライアントが安心して自分の気持ちを表現できる環境を提供する一助となります。また、低い声で話すことでカウンセラー自身もクライアントに対して穏やかな印象を与え、信頼関係の構築に繋がるでしょう。

しかし、低い声ばかりが良いというわけではありません。コミュニケーションにおいては、相手の反応や状況に合わせて声のトーンを変えることが重要です。カウンセリングの場合も、クライアントの気持ちに寄り添い、共感を示すために適切な声の使い分けが必要です。

声のトーンだけではなく、言葉遣いや態度にも影響されます。カウンセリングでは、心の中にある不安や悩みを解消し、心地よい状態に導くことが目標です。そのためには、低い声と共に優しい言葉や温かい態度を持つことが重要です。

皆さんの豊かなコミュニケーションと心の健康を願っています。

アナウンサーは低い声を出すように指導される。低い声には相手を和ませる効果がある

『人は見た目が9割』著:竹内一郎

管理者

阿賀嶺壮志(アカミネタケシ)1983年沖縄生まれ。
一般社団法人プラスワンライフ代表理事・公認心理師。精神科クリニックと学校現場において10年以上にわたる心理支援・カウンセリング経験を重ねてきた信頼のカウンセラー。幼少期の病弱で孤独な体験から「ありのままの自分を受け止めてくれる存在」の大切さを深く実感し、心理の道を歩む原点に。教員時代の挫折と児童との思いがけないつながりも、トラウマ支援への志へとつながっています。
2019年に「トラウマ治療専門カウンセリングルーム」を開設。統合的な心理療法と自然療法を組み合わせ、「元以上の状態へ」導く支援を理念としています。2021年には絵本『さばくと少年』を出版し、沖縄県内すべての小学校に配布されるなど、教育への貢献も続けています

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